<K2 CADの使い方>                    

     重複整理


■ 全般
 ・ メニューバーの[ツール] → [重複整理]をクリックするとつかえる 重複整理と云う機能があります。 ”重複整理”という意味から 思いつく ”同じレーヤにある
  ダブルにある描画の整理”といった機能以外に たくさんの kcdファイルの内容整理、修正 及び不整合検出等と云った機能が ”重複整理”には含まれています。 
   本項の用語としては ”重複整理”より、若干難しい熟語になりますが ”玉成”あたりが本項の内容にあっているようにと思われます。
     (注) 玉成 :  〔玉のように立派に磨き上げる意〕
               @ 立派な人物に育てること。
               A 仕事や研究などを,十分高く深い内容にすること。
               B 製品、品質などので小さな諸課題も含めを解決し より完成度の高いものに仕上げること
              使用例・参考 …… 自動車のボディの金型等を鏡面仕上げすることを”金型を玉成する”と云うことから、自動車産業ではよく使われている言葉です。
 ・ 重複整理については、K2CADの [ヘルプ] → [目次] から K2CADのヘルプを開き キーワードに ”重複整理”を入力して 内容を確認することができます。
 ・ 大変有益な機能がたくさん含まれていますので キバン屋さんにガーバーデータを送るに先立ち実行しておきたい機能であると思もわれます。

■ 表示・実行
  重複整理機能は メニューバーの[ツール] → [重複整理]をクリックしすると以下の 重複整理ダイアログがあらわれます。
  OKボタンをクリックすると いろいろな機能が実行されます。



■ 重複整理の機能
 下表は ヘルプにある内容等をもとに作成したものです。

   チェック・整理項目 内容   備考  
@ 長さ0のライン、円弧や閉じていない面のチェック 図面ファイルから対象データを削除します。アイテムの選択状態に関係なく動作します。
(部品内のデータは除外されます。)
閉じていない面の枠データはラインや円弧として分離されます。
 
A 文字のない文字列のチェック 図面ファイルから対象データを削除します。アイテムの選択状態に関係なく動作します。
(部品内のデータは除外されます。)
 
B 各アイテムの同一レイヤ内での重複チェック 同じレイヤないの同一の線、円弧、文字列を削除します。この操作はUNDO(やり直し)バッファに入ります。  
C ライン、円弧、面枠のオーバーラップの整理 オプションの線を整理を行うがONの時実行します。

オーバーラップした線や途中で区切られている線を1本の線にします。この操作はUNDO(やり直し)バッファに入ります。
 
D 範囲外アイテムの削除 オプションの作業エリア範囲外アイテムを削除がONの時実行します。

この操作はUNDO(やり直し)バッファに入ります。
 
E 不要アイテムの削除の削除 オプションの面内不要アイテムを削除、ホール内不要アイテムを削除がONの時実行します。

いずれも面やホールと同じレイヤにある、ライン、ランド、円弧が削除の対象になります。

この操作はUNDO(やり直し)バッファに入ります。
 




■ レジストチェック、メタルマスクチェック
   それぞれのチェックボックスにチェックをいれると下記のチェックも行われます
  

項目 チェック内容 ***.logファイル(例)
レジスト
   チェック
部品にパターンがあるのにレジストがないとエラーがでます。

<エラーがある場合の表示>
エラーがある部品数、部品名、位置などが表示されます。





<エラーがない場合の表示>

メタルマスク
チェック
SMD部品で、レーヤー 7 部品面 ソルダマスクデータ(or レーヤ 26 ハンダ面 ソルダマスクデータ)に
メタルマスクのデータがないとエラーがでます。